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AJSC-1 SCDC/EDIDコントローラを使ったHDMI Sink機器の測定

1. はじめに

SCDC/EDIDコントローラ AJSC-1を使用したHDMI Source機器の測定について以前の記事にてご紹介しました。今回はAJSC-1を使用したHDMI Sink機器の測定例を紹介します。HDMI Sink機器の物理層(PHY)評価では、TMDS信号としてAWG(任意は軽信号発生器)などを用いますが、AWGではDDCや+5V Powerを制御することはできません。+5V Powerの出力や、測定前のEDIDの確認、TMDSスクランブリングの制御などは外部で行う必要があり、それら全てをAJSC-1で行うことができます。

2. DUTへの接続

では、AJSC-1を接続したテストポイントアダプタ(TPA)をDUTへ接続してみます。DDCラインやHPD、+5V PowerはAJSC-1へ接続し、TMDSラインはAWGへ接続します。

3. +5V Powerの出力

AJSC-1のソフトウェアを起動し、+5Vのボタンをクリックします。AJSC-1の+5V PowerがHighレベルとなり、SinkはHPD(Hot Plug Detect)を返すため、HPDのインジケータが緑色になります。

4. EDIDの確認

ではこのモニタのEDIDの内容を確認してみましょう。EDID(CTA) EditorボタンでEDIDをすぐに確認が可能です。EDIDのVideo Data Blockを見てみると、VIC 97 3840x2160p@60Hz RGB 4:4:4をサポートしていることがわかります。

5.スクランブリングの制御

4K@60Hz RGB 4:4:4などは、TMDSのキャラクタレートが340MHzを越えるため、HDMI 2.1で規定されているスクランブル制御が必要となるほか、TMDS Clock・Dataの比率が1:10から1:40に変わります。そのためAJSC-1を使用してSink機器が持つSCDCにそのように設定する必要があります。Scrambling = Enabled, Clock Ratio=1/40の状態でSet TMDS Configのボタンをクリックします。関連するインジケータが緑色になり、問題なく書き込みができました。

6. TMDSの出力、ビットエラーの確認

スクランブリングの設定が終わったところで、AWGでVIC 97(4K 60Hz RGB)を出力してみます。以下写真のように問題なくグレースケールのランプパターンが表示されました。

6G対応のHDMI Sinkの中には、エラーカウント(Character Error Detection)が有効になっているSinkもあります。その場合ビットエラーをSCDCでチェックすることができます。
例えば、以下の例ではCH0に98のエラーを検出しています。

7. まとめ

AJSC-1では、以前ご紹介したSourceテストやDDCモニタ機能の他にもSinkテストのための機能を備えています。HDMI Sinkの対応解像度のチェックからビットエラーの確認まで、一連の作業をAJSC-1で行うことができます。

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