4K HDR TV、4Kモニターが市場に普及し、大画面且つ高詳細な映画や動画を一般家庭で視聴できるようになりました。最近は、50インチ以上のパネルサイズが主流で4K HDR TVが各メーカーから発売されており、85インチの4K HDR TVも見掛けるようになりました。一方、パネルサイズが大型になると価格、重量とも増して一般家庭に設置することが難しくなり、パネルサイズ大型化の限界が近いのかもしれません。そこで今回は、HDR認証規格の1つである、HDR10+ Projector Deviceを紹介します。
HDR10+ Projector Deviceとは
HDR10+ Projector Deviceは、HDR10+ Technologies, LLC.が策定した光学式投射機器向けHDR規格でダイナミックHDRをサポートしています。従来から存在するDisplay Device (TV)、Mobile Display Device (Tablet、Smart phone)に加え今回、新たにProjector Deviceが追加されました。認証試験は、輝度、色表現範囲等の光学的試験と併せてダイナミックメタデータ処理が実装されているかも確認します。認証試験にパスすると製品本体、カタログ、製品紹介Webに下記HDR10+ロゴマークを付与することができます。
Projectorは、スクリーンに映像を投射するので、TVよりも更に大型映像を映し出すことが可能です。例えば、ホームシアター、小規模な映画館や上映施設で100インチ超のスクリーンに映画や動画が映し出され、大画面且つ高詳細な映画や動画を一般家庭や身近な施設で楽しむことができます。
HDR10+がサポートするダイナミックHDR
HDR10+ Projector Deviceは、Display Device (TV、Monitor)、Mobile Display Device (Tablet、Smart phone)同様、ダイナミックHDRをサポートしています。通常、HDMI入力端子からビデオ信号を入力し再生しますが、信号内にメタデータが埋め込まれておりシーンに応じて動的にメタデータが変化し、映画や動画コンテンツ作成者の制作意図に忠実な映像を作り上げていきます。ダイナミックHDRにご興味ある方は、下記コンテンツも参照ください。
高品位4K HDR TV、Mobile HDR認証規格
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HDR10+始動、あなたのAV環境をグレードアップするダイナミックメタデータ技術
HDR10+認証試験問合せ
HDR10+ Projector Device、Display Device (TV、Monitor)、Mobile Display Device (Tablet、Smart phone)機器認証に興味がある、認証取得を検討している、詳しく知りたい方は、お問合せ頂ければと思います。