皆さん、こんにちは!
2020年8月、当HPにて「USB Type-C/PD Source Power試験のご紹介」(※)という記事を掲載し、その中でQuadraMAXという試験機材をご紹介しました。
今回、その後継機種であるQuadraMAX2(以下QM2)をアリオン日本ラボで導入したので、簡単にご紹介します。
拡張機能について
QM2でも基本はこれまでと同じくSource Power Testがメインになりますが、それに加えて以下の機能が追加されています(※一部は今後対応予定)。
・EPR (Fixed PDOs)試験
・SPR AVS (Adjustable Voltage Supply) 試験=2026年Q3対応予定
・Shared Capacity Load Test(SPT.8)=2026年Q4対応予定
・PPS: SPT.6 Voltage Step Test=2026年Q4対応予定
SPT.7 Current Limit Test=2027年Q1対応予定
EPRとは
EPR(Extended Power Range)は、USB Power Delivery 3.1で追加された仕様で、100Wを超えて最大240Wまでの電力供給に対応しています。
ただし、EPRのサポート自体はOptional(任意)です。
EPR Sourceでは以下の2つのモードをサポートする必要があります。
- Fixed Voltage
- Adjustable Voltage Supply (AVS)
※AVSは、EPRモードにおけるPPSのようなものです。
(AVSとはEPR mode版のPPS)
なお、従来の100Wまでの範囲はSPR(Standard Power Range)として区別されています。
試験画面
QM2を実行するアプリケーションも専用のものとなっております。以下はSPT.1 Load Test実行時の画(※画面キャプチャ)

Fail解析
Failが発生した場合は、ログや波形をもとに詳細な解析が可能です。

今後EPR対応が進むにつれて、こういった試験の需要も増えてくると思われますが、対応可能な試験環境はまだ限られており、実施環境の確保が一つの課題になりそうです。同様の検証で困ることがあれば、情報交換できればと思います。
認証試験.com ロゴ認証試験の各種サービスを提供しています:HDMI, USB, Type-C, PD, DisplayPort, HDR10+, MCPC, HDR, UHDA, Bluetooth, Wi-Fi, IMAX