Tuesday , July 23 2019
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Bluetooth Controller

拡大を続けるBluetooth市場 ~Bluetooth5.0とBluetoothMesh~

Bluetooth市場動向

Bluetooth搭載機器は近年大幅な増加傾向が見られ、Bluetoothは日々進化を続けている注目の規格と言えます。Bluetooth SIG会員数は2012年~2017年までの間に約90%も増加し、Bluetooth搭載デバイスの出荷台数は2018年には年間39億台、2022年には52億台に達すると予想されています。使用用途にも多様性が見られてきており、これまでの認識では予想できなかった機器にまで搭載されつつあり、生活の利便性を高めてくれています。

2017年にはBluetooth 5.0やBluetooth Meshが発表され、日常生活でも耳にする機会が増えてきたかと思います。ほぼ同時期に発表されたので、双方を混同している方もおられると思いますが、異なるものです。Bluetooth 5.0がBluetooth 4.2の更新規格であるのに対し、Bluetooth MeshはBluetooth Low Energy技術を応用したシステムの名称になります。

今回はBluetooth 5.0やBluetooth Meshを簡単に紹介したいと思います。

 

Bluetooth 5.0

Bluetooth 5.0で更新されたBluetooth Low Energy仕様は旧規格と比較して、4倍の通信距離、2倍の通信速度、8倍のデータ容量という特徴があり、主なアピールポイントとなっています。原理的には、例えば4倍の通信距離という向上により、家や小規模のビル全体がカバーされ、Bluetooth Low Energyデバイスを使用できる様になります。

旧規格ではスマホと体に付けた活動量計とを無線接続してデータを記録する場合にはスマホと活動量計は比較的近距離の範囲内で使っていたと思います。Bluetooth 5.0では、例えば2階の寝室にスマホを置いたたままでも、1階や庭に居ながら活動量計のデータをスマホが受信するということも可能になるのです。

元々のBluetoothは近距離通信の用途で主に開発されてきたため、これらの追加機能により、ますます様々な機器への応用機会が増えたと言えます。しかし、一点誤解されやすいポイントがあります。4倍の通信距離、2倍の通信速度、8倍のデータ容量というBluetooth 5.0対応として販売される機器には、これらの特徴全てを盛り込む必要はないのです。

極端な例では、Bluetooth4.2の機能のままでもBluetooth 5.0として認証登録することが可能であります。つまり、Bluetooth 5.0認証を取得した商品を購入したとしても、冒頭で挙げた主な特徴が全て網羅されているとは限らないため、期待する機能を満たしているかを十分に確認してから購入するという注意が必要です。

 

Bluetooth Mesh

Bluetooth Meshとは制御対象のBluetooth機器までに存在する各Bluetooth機器同士がバケツリレー式に情報を伝達してコントロールするシステムです。家庭内では電灯・エアコンなど、家電をスマホから一括操作し、いわゆるスマートホーム化します。
企業では工場の作業状況の管理、在庫管理、社員の在席状況などを簡単に把握することが可能です。

多数店舗が入る商業施設では近隣のサービス情報、地図、特売情報などをスマホへ伝達出来ます。従来のBluetoothでは機器同士が1対1で接続されていましたが、Bluetooth Meshを使うことで1対多、多対多の通信を行うシステムが構築できます。

一例ではありますが、簡単に仕組みを説明すると、Bluetooth Mesh対応機器がBeaconingを行い、自らの存在を伝達します。それを受信したスマホ等の画面から利用者が利用したい部分、例えば家庭内の照明をコントロールするネットワークを選択し、セキュリティー情報交換などを経て接続を確立します。そのネットワークを構成する機器間でもバケツリレーの様に通信が行われ、Meshのネットワークを構成する遠くの機器でも利用者の指示に沿った動作を行います。

例えば、建物の1階からの操作で建物内の照明ネットワーク全体へ操作指示を送れるので、3階、4階などの遠方の照明を点灯させるということも可能になるのです。
導入の仕方やアイデア次第でこれまでの「不可能」を「可能」に変え、業務効率の改善や生活の便利さを大幅に向上させることが期待できます。

 

Bluetooth認証試験

アリオンでは日本、台湾、中国のラボにてBluetooth認証試験を提供しております。開発ベンダーが中国企業という場合でも、中国のラボが対応するなど臨機応変に対応できます。
Bluetooth Meshの導入により、これまでにはBluetooth導入を考慮することがなかった機器にも搭載されるケースが増大することが予想されます。

その傾向に伴い、Bluetooth認証取得の必要性もこれまで以上に多種の機器へ増えていくと予想されます。RF試験、RF-PHY試験、Profile試験、Protocol試験など、ご希望の認証試験がありましたら、アリオンまでご相談ください。

 

Bluetooth SIG主催イベント

Bluetooth SIGはBluetooth関連のセミナーを年一回ほどの頻度で日本で開催しております。本年は10月18日に開催され、アリオンも共催企業の一社として出展させて頂き、好評を頂きました。セミナーではBluetooth SIGの技術担当者から最新技術が紹介されるとともに、共催企業からも様々な有益な情報を得られることと思います。
セミナーの開催案内はBluetooth SIGサイトのログインアカウント取得者に送信されるメールニュースで届けられます。Bluetoothの導入を考えている方、更に知識を深めたい方は是非とも参加してみることをお勧め致します。

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