USB試験を実施する際は、各試験項目毎にPassかFailを判定し、最終的にはこれらの結果をまとめたレポートを作成、提出します。 然しながら、お客様のDUTの仕様によっては試験とは別に特別な対応が必要になる事があります。当社では今までに様々なタイプのDUTの試験を実施してきましたが、その経験を踏まえて実際に見てきた特殊ケースについてご紹介していきた
Read More »S-parameterとは何か、セミフレキ同軸ケーブルRG402評価を交えて解説します
S-parameter (以下、Sパラと記す。)を実際に業務で使用している、単語を聞いたことがある、という方も多いと思いますが、今回はこのSパラについて調べてみます。表題のRG402とは、米国軍事仕様MIL規格に準拠した高周波同軸ケーブでRGは、Radio Guideの略です。RGシリーズはインピーダンス、導体寸法により様々な種類があり米国、日本国
Read More »デジタルカメラとメモリーカードについて
■はじめに 皆様、デジタルカメラを使っていますか? スマホ搭載のカメラしか使っていないという人が今は多いかもしれませんね。その昔、携帯電話にカメラが付いたときは、解像度が低くてメモ程度にしか使用できない代物でしたが、現在のスマホに搭載されているカメラは、デジタルカメラに匹敵するような高画質機種もあります。そのため、デジタルカメラを使用しなくともスマ
Read More »USB 3.2 Gen1機器におけるEMI試験のご紹介
USB3.2 Gen1の動作時に高周波による2.4GHz帯への干渉(EMI: Electro-Magnetic Interference) があり、周囲のワイヤレスデバイスの動作不良を起こす恐れがあります。そのため、USB認証試験ではEMI試験を行い、USB3.2 Gen1機器のEMI対策を確認します。ただし、現状ではEMI試験の結果はinform
Read More »USB機器におけるリタイマの導入とテストスペック
USBのデータ伝送速度が向上するにつれて、信号の波形品質を確保することが難しくなってきています。 特にUSB機器の内部のUSBコントローラからUSBコネクタまでの距離が長い場合、USBコネクタ端での波形品質が悪くなってしまい正常にUSB通信ができなくなることがあります。 このような場合に波形品質を確保するためにUSBコネクタの近くにリタイマと呼ばれ
Read More »第112回 USBワークショップのご紹介
2019年2月18日から2月22日にかけて、米国カリフォルニア州バーリンゲイムにあるEmbassy Suites San Francisco Airport Waterfrontで「第112回 USBワークショップ」が開催され、これに参加しました。そのワークショップ最新情報と2月20日に開催されたAnnual Membership Meetingの
Read More »USB PDコントローラー(AU16027)でUSB PD充電器を制御してみました
身の回りにUSB Power Delivery(以下、PDと記す。)を搭載した製品が増えてきました。USB PDが利用できると充電時間が短縮される等、メリットも多いです。今回は、Source機器と呼ばれるUSB PD充電器にPDコントローラー(AU16027)とType-C ブレークアウト基板(AUT17083)を接続し、動作に関して実験を交え調査
Read More »MCPC安全充電デザインガイドラインとモバイル充電安全認証について
デザインガイドラインと認証の背景 スマートフォンやタブレットPCの普及に伴い、USBインタフェースを利用した充電器、充電ケーブルは、モバイル機器の充電システムとして、非常に普及してきました。USBの規格団体であるUSB-IFは、USB PD(Power Delivery)規格を定め、最新の規格はPD 3.0 Ver.1.2(2018/6発行)となっ
Read More »Embedded HostのUSB認証試験にて実施するChapter 6 TESTについて
■はじめに USB認証試験において、被試験機材がEmbedded Hostの場合、Chapter 6のテストの実施が必要となります。 このテストではMQP Electronics社の販売しているUSB-PETという測定器を使用します。 http://www.mqp.com/products.htm 割と安価に購入することができるので、Embedde
Read More »USB3.2 Gen1(5Gbps)ジッタ耐性テスト:測定不可事例と分析
SuperSpeed USB製品は基板やケーブルなどにおける高周波信号に対する損失やジッタの影響を大きく受けます。そのため物理層がUSB規格を満たしているかどうかの確認が大変重要になります。その中のひとつとして、レシーバが仕様で規定されたジッタを持った信号を正しく受信できるかのジッタ耐性テストを行います。ジッタ耐性テストでは、Loopback mo
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